yoake
NAKADAI, Neggy
夜更け前暗いランドリー
座ったまま秒針を踏んでいた
ぼくに向けられた慈愛は遠く
どこかの映画の批評や
人伝てに届く訃報くらい
部外者のように
思えてしまうんだろう
揺れる時代を背に
裸足の愛は森へ帰るのさ
長かった夜の話をしよう
酸いも甘いも全て
あなたが連れ去った
痛みならぼくも背負うさ
聞かせてよ
眠らない娯楽街の瀬
次第に鈍った頭の中
埃を被ったメロディが鳴って
涙が溢れてきたんだ
痛みを伴って
何を求め戦っていたんだろう
悲しみを両手に秘めたまま
一人でいたのかい
長かった夜の話をしよう
酸いもあまいも全て
傷は癒せないけど
痛みならぼくも背負うさ
聞かせてよ
長かった夜の話をしよう
酸いも甘いも全て
あなたが連れ去った
痛みならぼくも背負うさ
聞かせてよ
長かった夜の話をしよう
酸いもあまいも全て
災いは消え去った
ここにはもう脅威はないさ
心配ないよ
今は静かな夜明け前
手と手を取り合い
光の指す朝が来るまで
夢の話を聞かせてよ