Down & Out Blues

壁にはボロボロになったピンナップ
皮ジャンにバイクの
マーロンブランド
昼も夜もわからない部屋で
目を覚ますのは
たぶん真夜中あたりだったのさ
太陽はハイウェイの上で踊り
あの娘は悪魔と取り引きしてる
俺はラジオのダイヤル合わせて
DOWN & OUT BLUES を聴いてた
いつかグレイハウンドに飛び乗り
国境の向こうを夢みていた
38口径のリボルバー
そいつの冷たさが
やけに俺に優しくて
太陽はハイウェイの上で踊り
あの娘は悪魔と取り引きしてる
俺は壊れかけたポンティアックで
DOWN & OUT BLUES を聴いてた

週末GHETTOの仲間と
銀行を襲い二人殺した
12人の陪審員たちは
全員一致で無表情で有罪を下した
太陽はハイウェイの上で踊り
あの娘は悪魔と取り引きしてる
誰かが傍聴席の中から
DOWN & OUT BLUES 口づさむ
BABY 俺の体にやがて
鉛の銃弾が貫く時
「18年の人生さえも
長すぎたな」と
神父か嘆くだろう
太陽はハイウェイの上で踊り
あの娘は悪魔と取り引きしてる
俺は天国行きの
グレイハウンドに乗り
DOWN & OUT BLUES 歌うだろう