イルミネーション
Saori, Fukase, Nakajin
君に似合うのはきっと
赤でも青でも黄色でもない
どんな炎に焼かれても
ただ一つ残る色だ
幸せになるにはきっと
何か払わなきゃいけないのと
泣いているような空を見る
君の強さを知っているよ
汚れたような色だねって
そんなに拗ねるなよ
人知れずシャツの袖で
涙を拭った君に
純白の街へ連れてくよ
緑や赤の綺麗な光
濡れた袖が暖まるまで
雪道を彩る
二人だけの足跡
優しさに色があるなら
赤でも青でも黄色でもない
全部を混ぜあわせて
ただ一つ出来る色だ
それ 鼠色だよねって
顔をしかめるなよ
人知れず眠れない
夜を過ごした君に
僕らの家へ帰ろうか
影絵のような帰り道
夕食の匂いのする方へ
二人手を繋いで
向かい合った足跡
強いようで弱い
でも弱いようで強い
君へ贈る色 グレー
今年の冬は暖かいね
少し前に君が言ってたけど
世界はこんなに一瞬で
真っ白になっていく
純白の街へ連れてくよ
緑や赤の綺麗な光
濡れた袖が暖まるまで
雪道を彩る
二人だけの足跡
続いていく足跡