玄関のあとで
赤いラインたまらなく好きだよ
下着の跡を気にするところも
あたたかい髪の中に埋もれて
胸の中止まってた場所が軋んで気持ちいい
いつまでも恥ずかしがってよ
朝起きた時も夜の物音も
些細なことで拗ねていいよ
抱きしめてもおさまらない想いでずっといて
溜まった玄関の靴に
日々の色々を感じて
眺めて出掛けて
帰ったら揃っていた靴
知らない事だらけだけど
どこかで安心しているんだ
だけど君はいつもどこかで
ずっとずっと不安でいたんだよね
長い間だったのに
振り返るとあっと言うまで
君が泣いた
あの日はいつだっただろう
靴はいつまでも不揃いで
少しずつくたびれていく部屋
新しい生活を始める君にいつか
逢えたらなんて今は思えない