記憶
oohashi takuya
想像したワンダーランド
僕が描いていた場所
理想的な関係を
築けていると思ってた
まして君を縛り付ける気は
ほんの少しもなかったのに
どうして僕の愛情は
君に届かないのだろう
僕に出来るすべてを
捧げてたはずなのに
もうどうにでもなってしまえ
部屋の中は荒れ果てて
遠く響くサイレンが
僕を探しているようだ
「もうすべて終わりにしようか?」
なんて
出来もしないくせに呟いてみる
もしも一つでいいから
願いが叶うのなら
君と過ごしたすべての
記憶を消しておくれ
永遠なんてのは
きっと存在しないから
君にのめりこまないように
冷静でいたつもりだったのに
いつか 堕ちて 堕ちて 堕ちて
どうして僕の愛情は
君に届かないのだろう
僕に出来るすべてを
捧げてたはずなのに
もしも一つでいいから
願いが叶うのなら
君と過ごしたすべての
記憶を消しておくれ