月に願いを
Aika Ohno, Izumi Sakai
街はひっそり静まりかえり
車の通りがなくなる
私はお気に入りの曲をかけながら
友達に手紙を書いていた
ワインの甘さも手伝って
ガラにもなく哀しくなり
薄いベージュのカーテンから
かすかに漏れる光が 私の頬を照らしていた
遊び仲間達は今日も
相変わらず忙しくはしゃいでるけど
私はもう昔みたいに
心の底から楽しいとは思えない
私の部屋の空間が
何故かとても落ちつくの
月夜の晩に二人 あっさり恋に落ちました
素朴な彼だから そう月に願いを
愛しい人二人は ずーっと一緒だと云って
たとえ夢でも 心のこの高鳴り感じて
書きかけの手紙は そっと抽斗にしまった