サイロ (Sairo)
猪狩翔一 (Shouichi Igari)
[tacica「サイロ」歌詞]
ここは最初の荒野
時々 愛が歩いて
疾しい所は全部 透き通って見えるでしょう
悲しい事の方が
僕には多い気がして
飛び越えた筈が今日も振り出しに戻るでしょう
忘れ難い
忘れなさい
ところが同じ途を辿って
どこにもない事にしたい
いつもと違う途も同じ顔です
太陽が少し足りない場所も翳る迄 走る列車
飲み込んだ者を一人残さず灰にして
永遠に生きる人間の群れを縫って
どこへ 向かうのか
僕は混沌の上を
汽笛を鳴らし
赤道へ
あの不可思議なサイロ
時々 愛を失くして
正しい事など全部
間違えて仕舞うがいい
人間の形だ
僕は次第に声を枯らした
その方がキミに近い
忘れなさい
嫌 忘れ難い
来る日も違う途を目指して
どこにもない事にならない
いつもと同じ途の向こう側へ
太陽と月の行き交う場所を飽く迄も走る列車
乗り込んだ者は一人残らず歓喜した
永遠に生きる人間の群れを縫って
どこへ 向かうのさ
僕等 混沌の上を
汽笛を鳴らし
赤道へ
痛みは土に埋め
旅は続くのでしょう
光を奪い合う程
覚悟など要らない
痛みは土に埋め
涙を流すでしょう
奇跡を奪い合う程
覚悟など要らない