ココア
成美 山本
部屋のカギを開けたら
着替えもせずに
ベッドのうえ
小さな窓の向こうに
月の切れ端 淡く光る
負けたくない
そんな気持ちで
自分を信じてここまで
走ってきたの
涙が頬をつたった
何もかも急に空しく感じて
"強さ"が似合う人になってた?
私らしささえも忘れて
熱めのココアを入れて
ほろ苦く心に溶ける憧れ
どこかで無理していたのかな
ちょっと肩の力ぬいて
明日歩いてみよう
いつも素通り 急ぐ道を
キラリ輝く雫
夕映えの空 風のMelody
そこにホントの私がいる