Sunday
Kenji Furuya
少しつかれた日曜日には
ここで絵をかいていよう
それはまるで暗い部屋で
泣きじゃくる子供のように
冷めたい涙でそのほほを
悲しげにぬらすよりずっと
こごえた両手をあわれな僕に
そっとあたためさせて
星が見えないひどく寝苦しい
明け始めた夜は
うつろな眼で
猫とじゃれあうように少しづつ流れ
ころがりだした
サイコロの目のように少しづつ流れ
そして次の一瞬で変わるまるで
猫の眼のように
夢の中にいつもあるような
そのつど色あせてくものなのか
夢の中にいつもあるような
そのつど色あせてくものなのか