ランブル
Atagi
雨上がり気もそぞろ 長い影と春の陽炎
茜色の街を黙ったまま君と歩いた
桜の季節が過ぎたら僕らきっと離れてく
すべなく落ちる花びらをただ待つだけ
ただ揺れるだけ
いつか君と見てた景色は小さく輝いて
忘れちゃいけないこと
大事なこと
言えないまま
戻れない日々を超えて僕ら大人になって
いつかまたねって笑って別れたね
夕暮れ雨上がりの匂いがして
少しだけ思い出してたよ
都会の光にさえ少し慣れたはぐれカゲロウ
茜色探して彷徨っては羽ばたいていた
いつか君がくれた言葉は眩しく輝いて
忘れなくちゃいけないけど
不思議なほど
消えないまま
変われない日々の中で僕ら孤独にもなって
いつかまたねって笑って誤魔化して
夕暮れ雨上がりの度に切なくなって
思い返すけど
戻れない日々を超えて僕ら大人になって
いつかまたねって笑って別れたね
夕暮れ雨上がりの匂いがして
少しだけ思い出してたよ
雨上がり気もそぞろ 長い影と春の陽炎
茜色の街を黙ったままひとり歩いた