Winter Moon
Kirito
吐息が白く舞う凍りつく月夜で君は
震えたまま消える残像になって
いつまでも
あの時もしこの手を
離さないでいたのならば
声にならない叫びに
気づくことができたのかと
かすかに肌が覚えている
小さな温もりだけを
流れて消える時の中
それだけを追い求めて
雪に掻き消された
あの日の思いまで
隠れた月の光がきっと映し出す
凍えるこんな夜は
瞳を閉じたままで
やがてめぐり会う
夢にただ身をゆだねていて
あの時もしこの手を
離さないでいたのならば
押し殺していた叫びに
気づくことができたのかと
かすかに肌が覚えている
臆病な温もりだけを
流れて消える時の中
それだけを追い求めて
雪に掻き消された
あの日の思いまで
隠れた月の光がきっと映し出す
凍えるこんな夜は
瞳を閉じたままでやがてめぐり会う
夢にただ身をゆだねていて
記憶にまだ残っている
大切な言葉だけを
崩れて消えた時を捨て
確信の笑みを浮かべて
雪に掻き消された
あの日の誓いまで
隠れた月の光がきっと映し出す
凍えるこんな夜は
その手を胸にあてて
やがて掴みとる
夢をまだ遠くで見つめて