自分たちの恋に限って
モノレールが空にぶら下がるように
アール描き この街から出て行く
ドアのガラスに凭れている
君のシルエットが寂しそうだ
まさかこんな簡単に終わるなんて
本人でさえ 予想できなかったよ
いつもと同じ どうでもいい
言い合いだと思っていた
5分くらい 黙ってれば 台風は過ぎて行く
君は記憶を喪失したのか 普通になる
自分たちの恋に限って
そう 壊れはしないと思ってた
永遠に続くだろうと
根拠のない自信があったんだ
喧嘩をしたって ひどいこと言ったって
それは一瞬のゲリラ豪雨
君がどんなに愛に噛み付いても
僕は動じなかったのに なぜだろう?
黄昏ならやがて諦めるように
空と街の境界線を消し去る
ずっと交わることなどない
関係なんて無駄なだけだ
君は下ろしたてのそのサンダルが
歩きにくいと何度も足を止めた
デザインだけを気に入っても
そんな無理は続かないね
我慢なんかしなくたって なるようになっただろう
星は事情を全く知らずに輝き出す
自分たちの恋に限って
そう 事件はないって思ってた
平凡でつまらないのは
幸せだって誰かが言ってたよ
キスとかしたって 思い切り抱いたって
それも恋人のルーチンなのか
僕がこんなに愛を理解しても
君はあっけないほど 背を向けた
自分たちの恋に限って
そう 壊れはしないと思ってた
永遠に続くだろうと
根拠のない自信があったんだ
喧嘩をしたって ひどいこと言ったって
それは一瞬のゲリラ豪雨
君がどんなに愛に噛み付いても
僕は動じなかったのに なぜだろう?