讃歌
Yuji Sakai
Oh まるで祈るように
まなざしを 上げる時
その 胸の奥を よぎるものは何か
一世一代のロマンスを
希代の名曲を
心のどこかで誰もみな
淡く強く願ってる
誰でもが きっとそうさ
待ってるのさ まだ見ぬ
その瞬間を 君もそうさ
待ってるのさ 待っているのさ
前代未聞の新記録を
不意に降り注ぐスポットライトを
いつとも知れないその瞬間は
たった一度だけ訪れる
この先に 目指す方に
待ってるのか それとも
あの先に 過ぎた方に
待ってたのか 待っていたのか
今すれ違った人でさえも
そんな日を夢見て歩いている
道なき道へ分け入る人も有る
行き止まりで立ちつくす人も有る
いつのまにかすべてを見失い
後ろばかりを振りかえる人も有る
いつからか緩やかにカーブを抜けて
離れていく人も有る
でも それでも
誰でもが きっとそうさ
待ってるのさ 待ってるのさ
その瞬間を 君もそうさ
待ってるのさ 待っているのさ