夏のうねり
芳彦 安藤
見えない 言えない 心をほどいて
会えない 消えない
あの胸に抱かれたい
二人が 出会った 眩しい 季節を
ほてった 素肌に
永遠に焼き付けて
海の青さが 眩しい光に包まれ
黙りこんだら
何か言いたい事だけ 隠した心を
波が攫う
騒ぎ出した渚の 波しぶき
心の中まで 濡れ落ちる
追いかけたい気持ちと うらはらに
私 波を見つめてる
燃えない 飛べない
あの日を返して
知らない 酔えない
うたかたの夏の夢
白い砂丘に 描いた砂絵の恋でも
忘れられずに
軽い言葉に 乱れる浮気な潮風
夏のうねり
暮はじめた空には 海鳥が
仲間とはぐれて 飛んで行く
抱きしめたい気持ちと うらはらに
私 空を見つめてる
lai lai lai lai lai ......
心の中まで濡れ落ちて
lai lai lai lai lai ......
私 波を見つめてる