ふたつの鼓動
Masaharu Fukuyama
海を見よう さそったのは
僕のほうなのに
なぜかうつむいてた
スニーカーの底についた
砂を気にしている
君を まだ知らない
静かに時間だけがすぎて
君の瞳のゆくえを僕は
さがしている
この胸のなか たしかに君がいるよ
とまどう理由は 本当はどこにもないの
逢えない日は とても長くて
言えなかった言葉
この部屋にこぼれて
ひとりじゃ
いられないとふいに思ってしまう
君のせいだよ こんな気持ちは
この胸のなか たしかに君がいるよ
想いがめぐり 心に君が満ちてゆく
君の鼓動が 聞こえてくるみたいだ
この胸のなか たしかに君がいるよ
ゆっくりといま 心に君があふれてく