雲
Tatsuya Ishii
青空に浮かんだ雲の欠片が
風に流されて飛んで行くように
彼方まで伸びる道 高い空
乾いた風に吹かれて心のままに
初めから守る物なんて
何もなかったじゃないか
自分で締めつけてた鎖を
自分の意思で 自分のために解こう
何もかもが信じられないよりも
いつか見ていた夢を思い出そう
誰だって大切な物があるのさ
それを捨ててまで何を追いかける
不確かな部屋から飛び出して行け
本当の君を守れ 一度きりさ
決して諦める訳じゃない
見直す時間が欲しい
今の自分が小さく見える
そんな場所へと日差しが運んで行く
川の流れは深いほど緩く
穏やかに流れるものさ
見つけよう君を
初めから守る物なんて
何もなかったじゃないか
自分で締めつけてた鎖を
自分の意思で 自分のために解こう
どこか知らない街まで行けたら
今すぐにカバンを持って
旅立とう一人で・・・