くもりガラスの夏
思い出 焼き付けた日光写真のように
僕は真っ黒になった 今年の夏
いつしかベッドにぼろぼろはがれ出して
自分のためだけにシーツを洗うよ
君がどうして いなくなったのか
答えを探すように洗濯機が回るのを眺めていた
自分勝手なくせして
笑顔で僕を負かした
ヘソを曲げてしまったら
どこかに行っちゃいそうだった
あの海 汗でずれ落ちた
メガネ 指でなおしたら
くもりガラスの向こう側
夏が1人歩きしてた
新しいTシャツがなんだかなじまなくて
わざと洗って首をよれさすように
本当に君を僕のモノにしたかったなら
たまにはケンカでもすれば良かったね
君の言うこと何でも聞けば
大事にしてるんだと思ってた僕を誰と笑ってるの?
昔から大好きだった
歌がラジオで流れる
伝えなきゃいけない事は
こういうことと今はわかる
何かの拍子に僕を
思い出してるとしたら
洗濯機のぞきこんでる
姿じゃない様 祈るよ
玄関先僕の肩に手をおいて
靴をはく君がいとおしかった
自分勝手なくせして
笑顔で僕を負かした
ヘソを曲げてしまったら
どこかに行っちゃいそうだった
あの海 汗でずれ落ちた
メガネ 指でなおしたら
くもりガラスの向こう側
夏が1人歩きしてた