光の回廊
閉ざされた回廊で
夢想の波間を耽る はぐれた羊
憐れみを乞うことも叶わないまま
光を弄ぶ 逃げ場なき回廊で
悪戯に沈黙を守る運命
世界よ いつの日にか
抱きしめてくれるだろうか (約束を)
愛も知らぬこの惨めな魂さえ
ああ 光よ 希望よ 何故行ってしまうのか
救う価値も貰えぬ 己を呪っているばかりで
生まれた意味など 到底わかりようのない日々を
生かされ そして死んだように
Be silence
「焼かれるほどの苛烈さから目を背け」
In rosy
「また夢想に耽る薔薇園で」
愛を知らぬ rosy
「己の手から遠く離れた人生」
独りきり
「ただ 独りきり」
世界よ いつの日にか
導いてくれるだろうか (約束を)
夢見ていた等しく皆自由な空
ああ 誓いよ 絆よ 虚しい戯れでも
争いのない未来を 願うだけじゃもう罪だろうか
祈りよ羽ばたけ 愚かな慰めだと知りながら
囚われ そして生かされる
「裏切りの連鎖を傍観者のように
取り上げられた人生を放浪者のように」
回廊にて
「壊れゆく感情に千切られたのは手足か翼か
それとも繋がれた鎖だったのか」
世界よ
「ああ 逃げ込んだ夢想の中 人々はこんなにも自由だ
咲き誇る薔薇色は赤でもなく 白でもなく
生命の輝きで世界はこんなにも美しい
どうかここでだけは どうか」
ああ 光よ 希望よ 何故行ってしまうのか
救う価値も貰えぬ 己を呪っているばかりで
生まれた意味など 到底わかりようのない日々を
生かされ そして殺されながら
囚われ そして生かされ in rosy
光けぶる回廊で