愛ふたたび
路夫 山上
ここにいると聞いて来たよ
港の小さなお店
君はなぜ何も言わずに
別れていった
どんな過去が君にあろうと
僕ならかまいはしない
あの日君を強く抱いて
誓ったろ僕の愛を
どうしてそれを忘れて
別れたの僕を残して
君の姿はなくて
汽笛だけ悲しくひびく
泣いているの ひとり君は
もどっておいでよ早く
僕のこの胸の中へ帰っておいでよ
どうして僕と幸せ
探すのを君は恐れる
君の姿はなくて灯りだけ
波間にゆれる
泣いているの ひとり君は
もどっておいでよ早く
僕のこの胸の中へ帰っておいでよ