光のまち

Takanobu Yoshida

どれだけ君が輝いても
僕はくすんだままだ
どれだけ美しい声も
この耳では歪んでしまう

どれだけ卑屈な言葉も
君の前では意味がないんだ
世界の真ん中 手を振っている正しさよ
寒気がするくらい

背中を丸めた 暗がりに慣れた
希望の夜明けが近づく
辻褄合わせ また始めようとして
昨日の夜に破いたノート
穴の空いた靴を履いて今日も
性懲りもなくまた君の声を思い出して

輝く世界に目を焼かれても
見えないままで歩いて行かなくては
誰かが残した光の跡
それに続いた君の背中も
剥き出しの欲望の果て
再会を祈る

どれだけ曲がりくねった後で
全てを投げ出しても
ダメだったねって言って笑って誤魔化して
また足跡は続いてく

落ちない汚れをどれだけ撒き散らしても
うすら笑いを絶やしてはいけないわ
ドブネズミみたいな美しさも
すぐに消えてくこのアイデアも

輝く世界に目を焼かれても
見えないままで歩いて行かなくては
誰かが残した光の跡
それに続いた君の背中も
剥き出しの欲望の果て
再会を祈る

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