過ぎゆくものは…
透 矢沢
あなたはもうすっかり
別れるつもりなの
こんなささいなことで
全てを捨てるつもり
私にしてみれば
あなたを感じていたい
ただそれだけなのに
なぜ溜息ばかり
僕にしてみれば
全ては君だけのもの
ただそれだけなのに
なぜそんな顔するの
何があなたを苛だたせているの
何が君を不安にさせているの
あの軽やかな日々が
あの六月の風が
二人のひざもとを
流れてゆく
僕は風のように
いつも生きていたい
あの時に君は
ずっとそのままでと
あなたが思う程
私はもう若くはない
あの時はたしかに
あなたが眩しく見えた
僕は感じるまた一人になるのを
私にすればひとときのすれちがい
あなたはもうすっかり
別れるつもりなの
こんなささいなことで
全てを捨てるつもり
あの軽やかな日々が
あの六月の風が
二人のひざもとを
流れてゆく
あなたはもうすっかり
別れるつもりなの
こんなささいなことで
全てを捨てるつもり
あなたはもうすっかり
別れるつもりなの
こんなささいなことで
全てを捨てるつもり
あなたはもうすっかり
別れるつもりなの
こんなささいなことで
全てを捨てるつもり