Walk On, Walk On By
Yumi Matsutoya
気づかないで walk on by 彼女の方を
あなたが全てを燃やしたひとと知ってるの
雪模様のアヴェニュー 向かいの歩道
見覚えのある笑顔 おもわず胸がすくんだ
口にしたら 打ち消したら 本当になる
過ぎた恋は未完成のシナリオだから
甦る想いを さえぎるように
つまづいたふりをする 私だけに微笑んで
うでをくんで passin' by むこうも二人
あなたなど あなたなど もう忘れているみたい
カレンダーでも マティーニでも 消せなかった
あなたにしか追い越せない まぼろしならば
台詞もないうちに通り過ぎてく
面影はひと幕のエキストラにしておいて
気づかないで walk on by 彼女の方を
最新のロマンスは 私だけに微笑んで
ゆっくりと ゆっくりと 私だけに微笑んで