残火
Yumi Matsutouya
降り続く雨の 彼方の空遠く
時折瞬く ストロボのような雲
あれは花火 それとも夢 消し忘れた残火
どこかでまだ 私のこと呼んでいるの
いつか きみに会いたい
せめて もう一度
きみの 声が聞きたい
いつか きみに会いたい
やがて雨粒は 激しく地を叩く
まるで子供たちが 遊ぶ声のように
もう会えない そんなことは わかっているはずなのに
ふりかえれば そこにきみが今もいるの
いつか きみと会いたい
愛は 消えない
なぜか どうしようもなく
いつか きみと会いたい
いつか きみに会いたい
せめて もう一度
きみの 声が聞きたい
いつか きみに会いたい
いつか きみと会いたい
愛は 消えない
なぜか どうしようもなく
いつか きみと会いたい
いつか きみに会いたい
いつか かならず
いつか 時を超えて
いつか きみに会いたい