16号を下って
和正 小田
いつでも僕等は 海へ向った
16号を下って 南ヘ
心ときめくもの 目に映るもの
すべてのことが 僕等のために
この道を行けば 夕陽が落ちる頃
僕等のあの海へ 着けるはず
ひとつの愛を
分け合えるはずもなく
若すぎる恋は 別れを知った
僕等が思うより 世界はいつも
甘く 切なく 苦く 優しく
砂の上を走り 海の風にうたう
それぞれの 愛するひとのために
この道を行けば 夕陽が落ちる頃
僕等のあの海へ 着けるはず
あの夏を 最後にして
僕等は互いに
想いを残して 離れて行った
僕等の海からも
砂の上を走り 海の風にうたう
それぞれの 愛するひとのために
この道を行けば 夕陽が落ちる頃
僕等のあの海へ 着けるはず
僕等の海ヘ