愛の日々へのララバイ

登紀子 加藤

急な坂を登りつめた その奥の
石段を登ったら あなたの部屋
雨がふれば音をたてて流れていく
水音が川のように聞こえた
何も見えない 何も言わない
ガラス窓のむこうは無限の空
抱きしめたい感じたい
今この時を生きてるままに
ふるえるほど熱い鼓動が
消えないように祈っていた
春はめぐり 夏が過ぎて 秋の日は
悲しいほど 空は晴れて
澄んでいた
吹きさらしの 屋根の上で
二人抱き合い
ずっとこのまま
ここにいたいと 思った
何もいらない 何も聞かない
吹き荒れる風は翼のよう
明日じゃなく 夢じゃなく
まして永遠の 約束じゃなく
もっと遠う たしかな愛を
あの日あの場所で 見つけたのさ
Love Age Lullaby
あなたに今おくる 愛のうたを
Love Age Lullaby
あなたに今おくる 愛のうた
窓をたたく冬の風はさりげなく
通りすぎた愛の日々を運んでくる
今もまだ終わらないあのときめき
胸の中で音をたてて流れている
何も知らない 何も答えない
思い出の空はあの日のまま
忘れたくない 捨てたくない
たとえこのままもう逢えなくても
揺れる想いのずっとむこうに
とどいたぬくもり感じている
Love Age Lullaby
あなたに今おくる 愛のうたを
Love Age Lullaby
あなたに今おくる 愛のうた
Love Age Lullaby
あなたに今おくる 愛のうたを
Love Age Lullaby
あなたに今おくる 愛のうた

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