娘がねじれる時
Yosui Inoue
真夜中の街角に キラリと光る
のら猫の瞳では まさかあるまい
家出する娘には 行くあてもない
おちついて考える事が出来ない
公園のベンチよりホテルの部屋で
恋人の唇が好きと動いた
勇気なら持ちなさい 得になるから
リンゴなら食べなさい 中の中まで
そのとき夜空がゆがむ
悲しい娘もゆがむ
心と体と愛がねじれる
娘には父親が5人も居たが
父親の会社には守衛も居ない
情熱と生産は反比例をし
社長には8人も愛人が居た
母親はいつまでも娘を探し
街中の札つきとネンゴロになる
父親はこれまでと闇に目をやり
のら猫の瞳から愛を感じる
そのとき夜空がゆがむ
悲しい娘もゆがむ
心と体と愛がねじれる